大野彩(みさお)展

2007年8月22日(水)~8月27日(月)
12:00~19:00 (最終日のみ16:00終了)
会期中無休

作家コメント
スケッチとデッサンを素にブオン・フレスコの方法で、フレスコ画を描きました。
ご高覧頂ければ幸いです。 大野 彩



コンテンポラリー・アートとしてのフレスコ画

フレスコ画は日本画のルーツであるにもかかわらず技法表現が極めて直截的で固有な発展を経てきた。
日本へはシルクロード経由で6世紀頃伝わってきたと思われる。高松塚古墳やキトラ古墳の墓室壁画はよく知られた事例であるが、その後は歴史の舞台から消え去り、徐々に衰退した。
そして、21世紀のフレスコ画家大野彩の仕事は疑いもなくコンテンポラリー・アートの一翼を占めている。彼女の技法はフレスコ画の伝統に則したものだが、表現は現代社会を濃密に反映し、オリジナルで個性的な画家の信条が素直に語られている希有な作品である。


■作品紹介

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■プロフィール

大野  彩 
<略歴>  
1976年 多摩美術大学油画科卒業
1978年 東京芸術大学大学院壁画科修了 フレスコ専攻
安井賞入選('78,'79)
1984年 天展道友社賞受賞
1986年 伊豆美術祭グランプリ受賞
1995〜96年 イタリア留学、STUDIO PASSERIにてフレスコ研修(フィレンツェ)
ルーマニア、ブカレスト・アカデミア壁画科にてフレスコ研修

【主な壁画制作プロデュース】
2001年 三鷹市、ジブリ美術館エントランスホールにおける天井フレスコ画制作
壁画LABO結成
2002年 横浜居留地洋館ベーリックホール令息寝室磨き壁面制作
2003年 大分県津久見市図書館にブオン・フレスコ制作
ドイツ菓子店『なかがめ』川崎市ズグラフィート
2004年 漆喰彫刻 摩耶夫人像 真澄寺(東京広尾)
ブオン・フレスコ“花園"ロイヤルライフ介護浴室1m×3m(東京)
“飛天図”川崎禅宗東泉寺40m2

【主な壁画制作】
イタリア・DOZZA市主催 《IL MURO DIPINTO》壁画制作1995
ズグラフィート“かくれんぼ”栃木県葛生町立吉澤記念美術館ゲート
ブオン・フレスコ“花”1.5m×約10m 和歌山県新宮市クリーンセンター2002
ブオン・フレスコ(漆喰)“花鳥”2.7m×約5mY邸日本間(軽井沢)2003
ブオン・フレスコ“月不動”東京立川真澄寺別院 2004
ブオン・フレスコ“作品・花”Y邸(東京)2006

【主な所蔵作品】
“Landscape”フレスコ・ストラッポ1m×3m ふくやま美術館1991
“舟祭り”フレスコ和歌山県新宮市長室2000
“黎明”フレスコ1300mm×53cm 連作6枚 葛生町立吉澤記念美術館2002

【刊行物】
1997年 読むワークショップ 『フレスコ画を描く』平塚市美術館
2002年 『絵画』素材・技法 「フレスコ」 武蔵野美術大学
2003年 岩波アクティブ新書「フレスコ画への招待」出版
1990年より 月刊誌「左官教室」“美の美"連載 黒潮社

【その他】
1999年 日本テレビ「美の美」フレスコで描く風景
2004年 テレビ東京 番組「美術はたのしっ!」に於いてフレスコ解説
海外調査 2003年5月〜6月エジプト・ルクソール・アメンヘテプ3世王墓修復プロジェクト
早稲田大学エジプト学研究所
国内調査 2003年4月 高松塚古墳 古墳内部漆喰調査
12月 伊豆長八美術館 長八作品の使用顔料調査
   
現在 多摩美術大学非常勤講師 武蔵野美術大学非常勤講師